オーロラ伝説〜オーロラ大発生〜オーロラの神秘

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なぜ、オーロラは空に輝き、11年という周期で大発生するのか?
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なぜ、オーロラは空に輝き、11年という周期で大発生するのか?

 

◆オーロラの輝き◆

オーロラはなぜ空に輝くのでしょう? なぜ周期的に大発生するのでしょう?
私はそう思った時に図書館へと走って行きました。まだ、インターネットが普及していない頃の話です。
 
昔の科学者も同じ疑問を持ちました。そして、最初の仮説として、太陽から「風」のようなものが吹き出され
ていて、その「風」らしきのもがオーロラを発生させているのではないか?と推測されました。 vietnam.behappy-school.com
 
その「風」の推測の始まりは 「彗星(すいせい)」の存在からでした。彗星には「尾」がありますが、彗星が
どの方向へ進んで行こうとも、「尾」はいつも太陽と正反対の方角へ伸びています。
 
科学者は、彗星の「尾」が太陽と正反対に伸びる姿を見て、太陽から「風」が吹き出しているという推理を
立てて行ったのです。
 
20世紀になり、人工衛星が宇宙に飛び出して行ったことで、オーロラ発生の原理が明らかにされて行き
ました。
 
オーロラは、地球の大気中の粒子と、太陽から放たれる太陽風(プラズマ)に含まれている電子
衝突することで、強烈な光や、鮮やかな色を発生しているのです。
 
「七色に輝くオーロラ」という表現を見かける時もありますが、残念ながらオーロラが七色に輝くことはあり
ません。
 
人間の目で確認できるオーロラの色は、緑、赤、水色、ピンクなどになります。
今でさえ美しい輝きと彩りを見せてくれるオーロラが、七色に輝いたらどれほど美しいことでしょう。
 
 

◆オーロラ伝説◆

オーロラは、空に輝き、空に舞う、幻想的な光のカーテンです。
 
その昔、幻想的な光を見たは、古代エスキモー、アサバスカン、グリーンランド人、ラプランド人たちは、
幾つもオーロラ伝説を生み出して行きました。
 
古代エスキモーのオーロラ伝説は、ほとんどが死後の世界に通じるものです。
オーロラは、この世を去った魂が天へ登って行くために使う、光の道だと思っていた人たちもいました。
 
また、精霊がセイウチの頭蓋骨をボールにしてフットボールを楽しんでいて、その精霊がオーロラそのもの
だと信じている人たちもいたんです。
 
エスキモーとは別に、オーロラを生き物のように捉えている人たちもいました。
オーロラに向かって、ハンカチを振ったりするとオーロラの形が変わると信じていた人たちです。
また、オーロラに向かって口笛を吹いたら襲われてしまうと考えていた人たちもいました。
 
他にも多くのオーロラ伝説が作り出されましたが、それだけオーロラという存在が、昔の人たちにとって、
幻想的で、神秘的であったということですね。
 
オーロラ伝説を生み出した、幻想的な光のカーテンをご覧ください。
 
 
オーロラ伝説 オーロラのカーテン
 
 
 

◆オーロラ大発生◆

太陽の黒点の付近では、しばしば激しい爆発が発生しています。 そして、黒点の数は 約11年周期で
規則的に変化していて、このことを「太陽黒点の11年周期」と呼んでいます。
 
そして、黒点の数が最も多くなった時に起こる激しい爆発は、猛烈な太陽風を発生させて、その風を
超高速スピードで地球へと送り込みます。こうして、約11年周期で歴史的なオーロラの大発生が引き
起こされることになるのです。
 
猛烈な太陽風は約1日で地球を通り過ぎて行ってしまうので、歴史的なオーロラが大発生するのは、
わずか1日だけなんです。
 
猛烈でありながらも、ゆっくりとしたスピードで進んで来てくれれば良いのに。と言っても、猛烈だからこそ
超高速になるのですから無理な話ですね。
 
オーロラの持つ発電パワーは凄まじいものがあります。オーロラ大発生の時の発電量は数兆ワットにも
達すると見られているんです。
 
1989年のオーロラ大発生の時には、電離層に約100万アンペアもの電流が流れ込んで、カナダでは
約10時間も停電となってしまい、数十万人の人々が被害を受けたと言われています。
オーロラ発電パワー、恐るべし!
 
これはおまけですが、オーロラは形や色だけではなく、「音」も発しているのだそうです。
オーロラが発生する前には、犬たちが必ず吠えると言います。
人間には、なかなか感じられないオーロラの「音」を、犬たちは感じ取れているのでしょうか?
 
もしも聞けるものなら、私もぜひ聞いてみたいものです。
と、思っているところへ、相互リンクをさせていただいています、つゆねこFC の露猫さんからオーロラの
「音」に関する情報をいただくことができました。
 
なんと、2004年12月発売の「大人の科学6号」の付録ソノシートに、オーロラの音が録音されている
そうなのです。しかも、太陽風の音まで。
これは聞き逃せませんね。それでは、さっそく手配へと。
 
 
 
 
 
 

 

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